ジャケパンスタイルに合わせるジーンズ
ジャケットに合わせるジーンズについて考えました。
先日、街コンに行くためにジャケットを買ったのですが、
いざジーンズと合わせようと思ったときに、
私の持っているLevi’s Vintage Clothingの501ではカッコよくなりませんでした。
こちらが私の持っている、1944年モデルの501(以下:44501)。
501は全体的に股上が深めなのですが、このモデルは特に股上が深いのが特徴です。
リーバイスの501は流行や時代背景に合わせて形やディテールを常に変化させているため、
レプリカモデルも製造年ごとにつくられているそうです。
44501というのは、別名『大戦モデル』。
第二次世界大戦中だった1944年につくられたモデルなのでそう呼ばれているみたいです。
このへんのうんちくはすべて別冊Lighteningに書いてあります。
なぜ44501を選んだかと言うと、
ヴィンテージのブラウンズビーチベストに合わせるため。
ジャケットの方はヴィンテージではないです。
オリジナルに雰囲気が近く、復刻よりもシルエットがよく、
値段もそれなりだったテンダーロインという日本のブランドのものを中古で買いました。
ビーチベストは着丈が非常に短いです。
画像には写っていませんが、特に背部。
50cmくらいです、計ってないけど。
ビーチベストに限らずヴィンテージはサイズに癖のあるものが多いようです。
それが古着の醍醐味であったりするのかもしれませんが、
現代の服と比べ、合わせるのに工夫が必要なことも多くあります。
ビーチベストを着て股上の浅いズボンを履くと、ベストとズボンの間からシャツがのぞき、
視覚的にシャツが出ているように見えるため、非常に見苦しいスタイルに見えます。
そのため、この短い着丈と合わせるためには深い股上が必要だと思いました。
股上の深いズボンをタックインし胴を覆った場合、
下の面積が増えたことで相対的に上の面積の割合が減るので、
このスタイルは現代の服より、重心が10%くらい上がって見えます。
それにより胴を短く、脚を長く見せられる効果がある代わりに、
同じことが背面側でも起きるためお尻は大きく見えると思います。
なのでジャケットはお尻が半分でも隠れるくらいの着丈があるといいかもしれないと感じます。
私はこれにRRLのハンチングをかぶり、視線を上に集め、
かかとが6cmあるブーツを履いて脚をさらに長く見せていました。
イリュージョン。
そんなわけでLVCの44501は、
ビーチベストに合わせるジーンズとしては優秀だったと思うのですが、
シャツとジャケパンに使うには股上が深すぎて、
タックインするとおじいちゃんみたいに見えて、
自分ではカッコいいと思えませんでした。
そこでこないだジーンズを買いに行きました。
買ったのは、RRLのローストレート。
RRLには3種類の定番があるそうで、こちらはその中でも最も股上が浅いタイプ。
履いたときにおへその下の丹田あたりにウエストが来ます。
これならタックインしてジャケットの前を開けてもおかしくないと思います。
他のブランドのジーンズと比べ、ローライズでありながらも武骨で男らしい雰囲気です。
以下、公式ページの詳細説明を引用します。
スリムフィットに仕立てたハンドフィニッシュのセルビッジジーンズ。オーセンティックで自然なほつれ感を出すために、ヴィンテージの織機を使用。
1960年代風のストレートフィットジーンズ / ミディアムローピッチのウエスト /スリムフィットに仕上げた太もも、ヒップ、膝下
手縫いのチェーンステッチのベルト通し付きウエストバンド / 耐久性を高めるインサートベルトループ / 長年着用しても同じフィット感を保つよう補強されたボタンフライ
セルビッジカットのコインポケット / ヘビーツイルのポケット裏地 / オーセンティックなワッシャーバーとリベットを備えた5ポケットスタイル
背面の右ウエストにレザーの RRL ロゴパッチをアレンジ
最良の品質を保つため、最初の90日間は洗濯せずに着用 / ドライクリーニング、または裏返して洗濯 / コットン100% / 輸入素材を使用した米国製
ディテールはほぼ全部入りってことみたいです。
ラルフローレンのこだわりが随所に感じられる(と、わからない部分が多々あるので言っておきます)一着です。
もうだいぶ前ですが、
キャットストリートにあったラグビーが潰れRRLの初の国内旗艦店ができましたね。
今回のジーンズを買うんでも行ってきましたが、
いつ行っても映画の中の世界に迷いこんだみたいです。
これで街コンも準備万全(?)です。
先月から資格の学習優先で合格するまで遊びには行きませんが、
涼しくなったらそのぶん遊ぶ。